そんな時には空港でのラウンジを上手く活用し、出来る限り体を休めながら楽しかった旅行を振り返るのも良いですよね。もし、仕事の出張だった場合には、仕事を忘れる時間や、仕事をした成果をまとめる時間として使用する事も出来ます。
今回はアムステルダム空港のラウンジについて確認します。
アムステルダム空港は正式にはアムステルダム・スポキール空港と呼びます。オランダ国内最大級の空港です。英語ではスポキールと読みますが、オランダ語での発音ではスヒップホルと発音しますので、注意が必要です。
実は、空港自体は海面よりも低い位置にある事が大きな特徴です。とはいえ、オランダの国土は全体的に低い為オランダのことをよくご存じの方には特別驚く事ではないかもしれません。オランダといえば風車が有名ですが、あれは土地が低い位置にある事に対処する為にあります。
建設されたのは1852年と歴史は古く、旅客便の運航が始まったのは1920年です。地形上の特徴から、しばしば飛行機が沈んでしまう事もあったようですが、アムステルダム市が買収してからは大規模な改良工事が行われました。その後も何度か改修工事が行われながら使われています。
多くのハブ空港のようにターミナルが複数に分かれているわけではなく、一つのターミナルビルに完結しているので移動に時間をかける必要がなく便利な点が魅力的です。
市内までは地下鉄やタクシーで大体20~30分で到着できますので、気軽に観光を楽しむ事も出来そうですね。
引用:TABI JOZU
アムステルダム・スポキール空港は一つのターミナルビルの中で出発・到着・乗り継ぎが完結するように設計されている為、非常に便利です。ただし、格安航空会社専用の発着に関しては、対象外です。
1つのターミナルビルの中に出発ロビーが3つに分かれています。それぞれは通路で接続されている為、徒歩で移動可能なので、仮に間違えてしまったとしても焦らずに移動をしても問題ありません。
空港内のラウンジには休憩用のソファーや飲食店、土産物店があるのはもちろんですが、国立美術館の分館やカジノが設置されているのは、世界的にも非常に珍しい空港と言えます。航空会社のショップの近くには、実際に使用されていた飛行機の一部が展示されるなど、珍しい面もあります。
また、ラウンジの屋上はテラスとして無料開放されていて、飛行機に搭乗する人だけではなく他の用事で空港に来た人たちも使用できる為、観光地としても魅力的ですね。
ターミナルが1つにまとまっているので、ラウンジの数自体はそれほど多くありませんが、2019年に新しく出来たラウンジもありますので、いくつか見ていきましょう。
日本では名古屋にもあるスターアライアンスラウンジですが、2019年3月にアムステルダム空港にも設置されました。まだ出来てばかりなので、当然設備は新しく環境は非常に良いです。
約200人が収容可能な為、駐機状態の飛行機も確認する事が出来ますが、唯一残念なのはラウンジがある場所はシェンゲン協定加盟国へ移動する為のエリアなので、日本やイギリスへの移動の場合には使用が出来ません。
シェンゲン協定とはヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越える事を許可する協定で、ヨーロッパの多くの国が加盟していますが、イギリスは加盟していません。
スカイチームアライアンスに加盟している航空会社の便で、ビジネスクラス以上であればこのラウンジを利用できます。ちなみにスカイチームの会長はKLMオランダ航空出身で、本部はアムステルダムにあります。
空港内には2か所ありますが、食事内容などはどちらも大差がなく一般的なラウンジのビュッフェと言えそうです。ドリンク類も一般的なものは十分揃っていますので、大きな不満はなさそうです。
ただし、おひざ元の航空会社ラウンジであれば、もう少し豪華でよいのでは?とか、期待外れだったという声があるのも事実です。あまり期待しすぎないようにした方が良いかもしれませんね。
ラウンジの数自体はそれほど多くありませんが、ゴールドカードなどのクレジットカードに付帯しているプライオリティパスで利用できるラウンジもあります。
引用:節約旅行と陸マイラー
シェンゲン協定内外の両方にプライオリティパスで使用できるラウンジが容易されていますが、シェンゲン協定内のAspireラウンジは5:30~9:00と短時間しか利用できませんので、多くの場合には協定外のラウンジを使用する事になりそうです。
引用:節約旅行と陸マイラー
非常に広いラウンジですが、プライオリティパスで入れるラウンジ自体が他にありませんし、ハブ空港なのでかなり混雑してしまいます。席は多いので、繁忙期でなければ座れないという事はありません。
引用:節約旅行と陸マイラー
家族やグループで使うようなテーブル席だけでなく、一人で食事をしたり仕事をしたり出来るようなカウンター席もあります。旅行・観光で来るだけではなく、仕事で来る人も多いと思いますので、このように配慮されているのは重要です。
他にもソファータイプなど、色々な種類の椅子があります。ただしソファー席は人気でなかなか座る事は出来ませんね。
引用:節約旅行と陸マイラー
ヨーロッパのパンは比較的固いパンが多いですが、デニッシュやライ麦パンなど豊富にあり、フルーツやヨーグルトなども揃っていますので、軽食には十分です。
引用:節約旅行と陸マイラー
ビール好きに非常に嬉しいのが、日本でも有名なハイネケンが自分で注ぎながら飲み放題が出来るという事でしょうか?さすがオランダの空港といえます。
他にも、ワインやウイスキー、コーヒーにソフトドリンクなどビールが飲めなかったとしても一通りは揃っていますので、利用に不便はありません。
アムステルダム空港で乗り継ぎ待ちなどをする際に、実際に利用した方はどのように過ごしているのでしょうか?自分が訪れた時の参考に確認しておきましょう。
乗り継ぎはたった2時間でしたが、市外まで20分でいけるので街をぶらぶらと観光しました。東京駅のモデルとなった中央駅は素晴らしかったです。
引用:4travel
空港内でも、空港から市街までも短時間で移動できるので、短時間でもなんとか観光したいですね!
6時間も乗り継ぎがあったので、2時間前に空港に戻る予定でボートに乗って運河めぐりをしました!色んな街並みが見れて楽しかったです!
引用:4travel
船に乗ってゆったりした時間を過ごしながら街並みを眺めるのも、旅行の途中で疲れた中の観光にはおすすめですね。
短い乗り継ぎ時間でしたが、空港の中のお店を巡ったり、テラスに行ったり、ラウンジに行ったりと空港内を満喫しました。
引用:4travel
空港の中に美術館の分館があったりチューリップにちなんだお土産やオブジェがあったりと、十分満喫できそうです。
アムステルダム・スポキール空港は世界的に上位に入るハブ空港ですが、一般的には複数あるターミナルが1つに集約されており、空港内の移動が少なく使いやすい空港です。
乗り継ぎの観光をする際にも、市街地まで電車やタクシーで30分もあれば十分なので、少しでも時間があれば市街地に出てしまうのが良いかもしれません。
ラウンジはプライオリティパスで入れるものも含めて一通りは揃っていますが、他のメガハブ空港のように高いクラスのラウンジはありませんので、期待しすぎずに利用してみてはどうでしょうか?
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