本来なら搭乗してマイルをためるのが正攻法なのですが、少し荒技を使ってみます。「バイマイル」という手法です。その名のごとく、マイルを買うのです。日本の航空会社は、外資系と違い、直接バイマイルすることができないため、間接的に買ってみることにします。
足りないマイルを取得するため、「そこまでするか」と言われそうですが、やってみることにします。シミュレーションするのは羽田、英国・ロンドンのビジネスクラスです。マイルの価値を最大限に生かせるのは、国際線のビジネス以上という観点から、同路線をセレクトしてみました。
【羽田⇔英国・ロンドンのビジネスクラス】(某日の通常期)
交換に必要な特典航空券のマイル数は9万マイルです。
(運賃46万8070円-燃料・サーチャージ5万9140円)÷9万マイル=4.54円
この路線は、1マイルが4.54円の価値があるということになります。
これなら、普通に正規料金でチケットを購入するより、1マイル換算で2~3円(=2~3倍)で足りないマイル数や9万マイルを丸ごとゲットした方が、お得だということです。1マイルの価値が2円(2倍)を切るような国内線などは、バイマイルではあまり得策とはいないでしょう。
それでは、「バイマイル」の具体的な方法を紹介します。通常のショッピングよりもはるかに効率的にポイント=マイルがたまるのは、ポイントサイトを使うことです。「ハピタス」と「ポイントタウン」という2つのポイントサイトがおススメです。
詳細はこちらをご覧ください。
方法は簡単です。この2つのポイントサイトを経由して、ショッピングをすればいいのです。例えばハピスタの「ショッピングでためる」から「100%バック」を選択。すると、最初に出てくるのはほとんどの場合が青汁です。
青汁の代金3,800円+500円=4,644円で、ポイントが4,104になります。ソラチカルートでマイルに変換すると、3,693マイル(0.9倍相当)となり、1マイルにかかった購入コストは1.26円。さらに、ヤフオフなどで売れれば、購入コストは下がります。
相場の2,000円で売れれば、手数料を抜きに考えれば、(4,644円-2,000円)÷3693マイル=0.72円。1マイル1円を切りました。恐るべき、マイルの錬金術ですね。一般的なクレジットカードのポイント還元率では、37万円相当の買い物をしければなりませんから。
ただし、マイルの移行期間が最短でも120日かかるのが大きなデメリットです。
「ハピタス」では、マイルへの移行期間が最短とはいえ、120日もかかります。もっと短縮する方法として、「ポイントタウン」を使うと最短で60日になり、短期間で大量のマイルを獲得できます。
100%還元の案件は、スマホ限定になります。毎月初め(~10日前後)に対象案件が掲載されます。お金がかかりますが、月額1万円の新規会員登録の案件では20万ポイントをゲットできます。
20ポイント=1マイル換算なので、ソラチカ経由でマイル換算すると、9,000マイル(0.9倍)になり、1万円÷9,000円で1マイル当たりのコストが1.11円になります。
ポイントを獲得したら解約手続きをしないと、1万円の課金が続きますので注意が必要です。
とはいえ、マイルの有効期限まで60日も待てない、というような状況もあるはずです。この場合、あくまで緊急避難的にnanaco経由の力技でマイル換算をします。最短で12日間でマイルへ移行ができます。マイルが無効になるよりはマシです。
ハピタス(orポイントタウン)→PeX→ANAマイル(120日程度、交換率90%)
ハピタス(orポイントタウン)→nanaco→ANAマイル(12日程度、交換率50%)
↓
ただし、移行のための換算率は50%とかなり悪くなります。1万ポイント1万円で5000マイルとなりますので、あと1万マイル以下で希望している特典航空券をもらえる、というような状況であれば十分、アリだと思います。1マイルで2円という最低基準は満たしています。
実はせこい私は来年の5月頃に予定しているハワイ旅行でビジネスクラスで行きたいなと思っています。
自腹でいくのならもちろんエコノミーですが、1人6万マイルで20万円相当するビジネスクラスに乗れるのであればそりゃビジネスクラスで行きますよ、と。一度ビジネスに乗られたことがある方は、長距離旅行でのあの快適なシートは忘れられないでしょう。
ということで、以下の記事でご紹介しているとおり、コツコツとマイルを貯めてるべくハピタスでポイントを貯めているのですが、ポイントの交換期間等を考えますと来年5月には間に合わなさそうでして…
そこで色々調べた結果、こんな方法を見つけたんです。スターウッド プリファード ゲストのスターポイントを活用する方法です。
「スターポイント」はスターウッド プリファード ゲストでご利用いただけるポイントです。 シェラトン ホテル&リゾート・セント レジス ホテル&リゾート・ウェスティン ホテル&リゾート・Wホテルをはじめとしたスターウッド ホテル&リゾートでのご宿泊、お食事などで貯めたポイントをマイルに交換できます。
スターポイント→ANAのプログラム
引用:ANA:スターウッド プリファード ゲスト 「スターポイント」 [ポイント交換]
実はこのスターポイント、spgの公式サイトから購入できるんです。しかも購入金額に応じて割引がつきます。(ご検討中の方は、まずはspgのアカウント=無料を作成してくださいね)
そうそう、これです、これ。”20,000スターポイントをご購入の場合:25%割引”とありますよね。ここまで買うのがポイントなんです。さて計算してみましょう!
コスト:1ポイント0.035米ドル×20,000スターポイント×75%(25%OFF)=525ドル(63,000円程度)
獲得できるポイント:20,000スターポイント→25,000マイル(ANAから5,000ポイントのボーナスがあります)
結論:63,000円÷25,000マイル=2.52円
すごくお得な感じはしませんが、ビジネスクラスにマイルを使った場合は3.5円程度になりますので、この際致し方ない、ということでひとまず年内に20,000ポイント分を購入しちゃいました。
※ちなみに、注意点は1暦年に20,000ポイントしか購入できません。ですので、spgアカウントをお持ちの方で試してみたい!という人は年内に一度やっておきますと、来年に再度購入できるようになります。
※※また、スターポイントの購入は有効なアカウントを最低14日間以上持っている必要があるようです。
バイマイルは、できるだけ日常生活品の購入とリンクさせていけば、無理なく効率的にマイルをためることができます。ここで紹介した方法は、せっかくためたマイルを無効にしない方法です。
マイル獲得のための、かなりの変化球なので、しっかりとスケジュールを考えておくことが大切ですね。
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ここでは、マイルの価値を最大化する交換方法に焦点を当てました。私自身、現在マイルでビジネスクラスのハワイ旅行(1人6万マイル×2名=12万マイル)を計画していますので、ANAを例に少し探ってみました。
苦労してためたマイルを最大限に生かしたい、そんな思いからちょっと頑張ってみました。1マイルでも無駄にしたくないですからね。マイルは
①特典航空券に交換する
②特典航空券以外に交換する
の2パターンに大別してみました。まずは①特典航空券に交換するパターンを検証。
なるほど、ハワイまでのファーストクラスはたったの46万円ですか。って払えるかい!!
ハワイにファーストクラスで行くのに必要なマイル数は・・・ANAのページを見ると記載がありませんね。通常ビジネスの2倍くらいのようですから、12万マイルになりますね。
ここで1マイル当たりの価格を換算します。461,870円÷12万マイル=8.84円。
これだけでは、ちょっと分かりづらいです。続いてビジネスクラスで算出してみます。
交換に必要なマイル数は6万マイルになります。
ここで1マイル当たりの価格を換算しますと、208,870円÷6万マイル=3.48円。
ちなみに同路線のエコノミークラスは、単価が下がって約2.5円です。1マイルは1円、ではないんです。最大で1マイル=8.8円になりますし、手の届きそうなビジネスクラスでも1マイル=3.48円です。
ファーストクラスの料金形態は正規料金オンリーです。だからこそ、ここに普通に座っている人って物凄いんですよね。2回往復したら新車で買えるんだから。いやーため息、ため息…。
ということで、マイルの最大化という、お得度の観点からいえば、ファーストクラスが最大ということになります。もちろん、東京・ハワイをファーストクラスで往復なんて、少し現実離れしていますが。要は何が一番、価値を最大化してくれるのか、常に計算する習慣を身につけてほしいということです。
皆さん、まだクレジットカードのポイントに頼ってませんか?まだ、飛行機に乗ってコツコツと貯めていませんか?私はつい最近までそうでした(苦笑
私は3ヶ月で12万マイル貯める方法を見つけてしまいました。詳細は以下の記事をまず見てください。必見です。
マイルの交換で最も価値を最大化できるのが、特典航空券になります。航空会社にとって、200万円のファーストクラスをマイルと交換しても、懐は痛みません。
さすがにファーストクラスにのるだけのマイルを貯めるのはまだ時間がかかりそうですが、現在以下の記事でのご紹介している通り118,000マイルを申請中の状況です。
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