少しアップデートが遅くなりましたが、先日プラチナウェブから一括申込みをしたプライオリティ・パス(プレステージ会員)カードが届きましたので、レビューしたいと思います。
参考 :アメックス・プラチナウェブからのプライオリティパスの申込みはこちらの記事をご参照ください。
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目次
空港ラウンジ、使ったことありますか?
引用:プライオリティパスの威力!北京のラウンジ最高! ・・・すごく贅沢な雰囲気ですね。
急に決まった出張や大型連休での旅行など、空港内が何となくばたついていること、ありますよね。私は空港が結構好きなので、早めに行ってショッピングなどウロウロしています。
でも、やっぱり待ち時間が出てしまうんですよね。出張前や旅行前で少しでも体力を温存しておきたいときに頼りになるのがクレジットカード付帯の空港ラウンジ。
LCCを利用する方が多くなる中、安い運賃で旅行することができるようになる一方、乗り継ぎでも空港の待ち時間は気になってきますよね。
日経トレンディネットでは空港ラウンジが利用できるクレジットカードとして最有力としているのが「三井住友トラストVISAポイントクラブゴールドカード」。
基本的な仕様は、年会費1万500円の「三井住友トラストVISAゴールドカード」とほぼ同等で、ラウンジも28空港と全国を網羅している。
利用したことのある方はご存知かと思いますが、ゴールドカードで入れるラウンジにはソフトドリンクと簡単な椅子が置いてあるだけの待合室で、また国内の空港でしか利用できないケースがほとんどです。
国内旅行しかしない、ちょっとラウンジを使用できればいい、という人にはこれで十分かもしれませんが、実は全世界ほとんどの空港のラウンジで「雑誌を読んだり、軽食をとったり、はたまたアルコールを飲んだりできる」のを知ってますか?
まず、プライオリティ・パスについて復習
引用:プライオリティパスラウンジ(Frankfurt国際空港)・・・アルコールも充実ですね
旅行を快適に過ごしたい、という方はご存知の方も多いですが、実は海外の空港ラウンジを利用するには、マイル上級会員資格があるとか航空会社から利用会員資格を購入するとかファーストクラスに乗る方は、お金をその都度支払って利用するなどさまざまな方法があるのようです。
でも利用するのに色々とお金を掛けるのは本末転倒、できるだけ避けたいものですよね。
そこで、空港ラウンジを運営している「プライオリティ・パス」というサービスに申込みをするわけです。
プライオリティ・パス社は、コリンソン・グループ(Collinson Group)の傘下にある国際的な旅行クラブおよびサービス分野を専門とするプライオリティ・トラベル・グループ(Priority Travel Group)の一員です。
プライオリティ・パスは、搭乗クラス、利用する航空会社、航空会社のロイヤリティ・プログラムなどに関わらず、頻繁に旅行するお客様へ空港ラウンジ・サービスをご提供するため、1992年に設立されました。
その後、わずか 20 年の間に世界最大の独立系空港ラウンジ提供プログラムとして成長したプライオリティ・パス。1992 年の設立当初は、49の空港で 55 カ所のラウンジからスタートしましたが、現在、2014 年では、世界の全大陸に 120 カ国以上、400 都市でラウンジ数は 700 カ所以上を展開中です。今なお私たちのラウンジネットワークは拡大し続けています。
プライオリティ・パスは会員登録すると世界中にある700以上の空港ラウンジを利用できるサービスです。直接申し込みをすることもできますが、結構お高いものです。
プライオリティ・パス 会員プラン |
年会費 | 年間無料 利用回数 |
本会員 利用料金 |
同行者 利用料金 |
---|---|---|---|---|
スタンダード会員 | US99ドル | なし | 1回US27ドル | US27ドル |
スタンダードプラス会員 | US249ドル | 10回 | 11回から1回US27ドル | US27ドル |
プレステージ会員 | US399ドル | 無制限 | 無料 | US27ドル |
アメックス・カードのプラチナ会員にはなんとこの399ドル(円換算4万円前後)のプレステージ会員資格を本会員、家族会員ともに無条件・無料付帯されているのです。
プライオリティ・パスは、世界最大の独立系空港ラウンジ・プログラムです。全世界400都市以上にある700ヵ所以上の空港でVIPラウンジをご利用いただけます。
上記公式サイトでラウンジを使用できる空港を検索できますが、簡単に言えば、よく使う空港にはほとんどあります。
「活用方法と活用イメージ」の章で実際の利用イメージを紹介していますが、ご参考までに以下は香港のラウンジです。ゴージャスですね。。。
引用:プライオリティパス倶楽部
プライオリティパスのためにゴールドカードやプラチナカードを持ちたい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、一部の方を除きあまりお勧めいたしません。費用対効果については次の章で検証したいと思います。
検証「プライオリティ・パスの価値」
引用:シンガポールチャンギ空港のラウンジ(プライオリティパス編)ターミナル1 ・・・おいしそう!
プライオリティ・パスはプレステージ会員となれば獲得するのに4万円以上するわけですし、とても貴重なもののように思われます。
しかし、実際はどうでしょうか。例えば、1年に1回した旅行に行かない人のケースでは1回の旅行で2回空港に入る(往復)わけですから、2回ともラウンジを使用して、4万円÷2回=2万円。
つまり計算上は1回2万円の価値があるわけです。本当にそんな価値ありますか?
ここでは、実際に利用した際に得られるメリットと想定年間利用回数からどの程度の価値があるのかシミュレーションをしてみたいと思います
前提条件
まず、シミュレーションをするにあたって、いくつか利用に際する前提条件を設定したいと思います。
以下はプライオリティ・パスを利用してラウンジで受けることのできるサービスに私が(主観で)金銭的価値をつけてみました。
# | 利用できるサービス | 用意されている確率 | 備考 | 金銭的価値 |
1 | アルコール、ソフトドリンク | ◎ | ほとんどのラウンジに用意されています。 | 800円 |
2 | 食事(ビュッフェ) | ○ | 約60~70%の確率で食事が用意されています。 | 1,500円 |
3 | スイーツ・軽食 | ◎ | 1空港を除きスイーツ・軽食は用意されていた | 500円 |
4 | WiFi・コンセント | ◎ | 今まで入ったラウンジには全てありました。 | 800円 |
5 | シャワー | ○ | 一部のラウンジにはシャワーもありました。 | 500円 |
6 | くつろぎのVIP空間 | ◎ | (これは私が足しました) | 500円 |
合計 | 4,600円 |
引用:プライオリティパスのルール・使い方を徹底解説!空港ラウンジ使い放題!
合計4,600円になりました。サービスが提供されていないケースを鑑み、8割掛けをしてみますと、3,680円。
ここまでが前提条件で、ここから利用イメージに応じた3パターンのシミュレーションです。みなさんはどれにあてはなりますでしょうか。
パターン① 働き盛り、海外を飛び回るビジネスパーソン
私も前職では結構海外出張がありましたが、海外出張って旅行と違ってスケジュールがタイトなケースが多いんですよね。年1回、2回の出張であれば旅行気分ですが、繰り返しとなるととにかく移動がつらい。
そういうときは、プライオリティパスのVIPラウンジでゆっくり快適に疲れを取りたいですよね。
出張年12回(月1回)×1回のラウンジ利用3,680円×往復2回分=88,320円
パターン② 旅行大好き、暇さえあれば旅行しちゃう
私は夫婦でよく旅行に行きます。去年までは年間4回は行ってたのではないでしょうか。
プライオリティパスは家族カードにも付きますので、家族も無料で使えます。
旅行年4回×1回のラウンジ利用3,680円×往復2回分×2名=58,880円
パターン③ 1年に1回、ご褒美に両親と家族で海外旅行
このパターンになると、旅行だけで元を取るのが難しくなってきそうですね。
(想定は両親2名=家族カードを配布、夫婦2名の計4名)
旅行年1回×1回のラウンジ利用3,680円×往復2回分×4名=29,440円
みなさまがどれに当てはまるか、それとも当てはまらないか分かりませんが、プライオリティ・パスの金銭的価値はこの程度のイメージです。
したがって!前章でお話したとおり、①②のようなヘビーユーザーの方でなければ、それだけのためにプラチナカードを持つという判断は難しいような気がしています。
まとめ
プライオリティ・パスについて、理解が深まりましたでしょうか。
アメックス・プラチナを持っている人は無料でついてくるので、事前に申し込んでおいて旅行の際にはフル活用したいですよね!
そうでない方でも結構海外旅行するという方はこれを気にプライオリティ・パスの活用を検討されてみてはいかがでしょうか。
↓こちらのサイトではプライオリティ・パスにフォーカスしていかに安く手に入れるかを研究されています。ぜひご参考にしてください。
参考 :プライオリティパス倶楽部、プライオリティパス提携カード比較一覧表
アイキャッチ画像:AMEXからPriority Passが届いた