そんな時に、利用したいのがラウンジです。世界中の空港に様々なラウンジがありますが、クレジットカードのゴールドカードを持っている事で利用できるラウンジも多くあります。
今回は、アジア最大のハブ空港でもあるPEK北京首都国際空港にあるラウンジで、ゴールドカードを持っていれば使える施設の紹介をしていきます。
1958年に開港した北京首都国際空港は、アジア最大の規模を誇り世界でも2番目に大きな空港です。2008年に行われた北京オリンピックに向けて、第3ターミナルが整備され、毎週5000便もの定期便が出向しています。多くの航空会社が乗り入れ、就航している空港は国内国際を合わせると合計で約180空港にも及び、アジア最大のハブ空港となっています。
北京を最終目的地とする人だけでなく、経由地として訪れる人が多そうですね。実際に最近は航空需要が急激に高まっており、離発着の遅延や混雑が多く発生しており、その混雑を緩和する目的で北京の南側に新たに空港の開港が予定されています。
そうすると、北京首都国際空港の混雑も緩和される事が予想される為、今後はさらなる利便性の向上が期待出来ます。
北京首都国際空港には3つのターミナルがあります。一つ目は国内線を中心としたターミナル1、主にスカイチームに加盟する各航空会社が利用しているターミナル2、スターアライアンスやワンワールドに加盟する各社が利用しているターミナル3です。それぞれの地図を確認していきましょう。
ターミナル1は一部の国際線のみの利用の為、乗り継ぎで中国国内を移動する場合には使用する可能性があります。海南航空や北京首都航空、天津航空などの海南航空グループを利用する場合には、ターミナル1を使用する事になります。
1958年に開港してから、2004年に改装オープンされており、主に1階が到着ホールで2階が出発ホールになっています。画像は出発ホールの地図です。角が生えているような形状になっている為、きちんと搭乗口を確認する必要があります。間違えた場合、移動に時間がかかってしまいます。
ターミナル2はデルタ航空やエールフランスなどが加盟するスカイチームが利用しています。ターミナル1とは直接接続されていて徒歩5分程度で移動できますが、ターミナル3とは連絡バスで約15分の移動が必要になります。
1階が鉄道やバスなどの交通機関の乗り場で、到着ホールも兼ねています。2階がチェックインカウンターと出発ホールで、3階には多くの飲食店や免税店があり、国内線と国際線の両方が使われている為に、乗り継ぎには非常に便利なターミナルです。
画像は出発ゲートで、左側が主に国内線、右側が主に国際線となっています。
北京首都国際空港の中で、最も新しいターミナルでオリンピックに向けて作られた事もあり、中国をアピールするような作りになっているのがターミナル3です。他の2つのターミナルとは少し離れているので、連絡バスで移動する必要があります。
日系の航空会社が含まれるスターアライアンスやワンワールドが主に利用している為、多くの場合はこのターミナル3を利用する事になりそうです。ターミナルとフロアの移動には、無人シャトルであるAPM(Automated People Mover)を利用し、スムーズに移動する事ができます。4階構成で、1階がタクシー、2階がバス・地下鉄・空港線に加えて、国内線の到着と国際線の出発、3階が国内線の出発と国際線の到着、4階が出発ロビーになっています。
日系の航空会社が主に利用しており、日本人の多くが利用するターミナル3の各ラウンジを紹介します。遅延や混雑が増している中でもゆっくり出来る可能性が高いラウンジは、出来るだけ利用したいですよね。ターミナル3には多くのラウンジがありますので、いくつか紹介していきます。
引用:毎日ビール.jp
ゲートE19の近くにあるワンワールド系のプレミアムラウンジで、中国風のオシャレな内容と一通りそろった食事・お酒が特徴のラウンジです。炸醤麺(ジャージャーメン)がオススメで、注文をしてから作ってくれるので、出来立てを楽しむことが出来ます。また、アサヒビールの現地生産品もありますので、日本製との違いが気になる方は試してみてはいかがでしょうか?
引用:失敗の多いマイル旅
ターミナル3の中央右側で、スターバックスの奥にありエスカレータを利用するエアチャイナビジネスラウンジは、スターアライアンス系のラウンジです。中国らしい点心や麺類に加えて、アルコールの種類も豊富なのでうれしいですが、利用者が非常に多いため、ゆっくりくつろぐ為に必須の座席確保が困難です。
ただし、シャワーやリクライニングチェア、仮眠室もあるので場所さえ確保できればゆっくり出来るでしょう。
引用:失敗の多いマイル旅
コーヒーショップCOSTAの奥で、画像のエスカレータを上がった所にあるのが、エアチャイナ ファーストクラスラウンジです。ファーストクラスラウンジにも関わらず、エアチャイナ系やスターアライアンス系のビジネスクラス搭乗者でも利用できるラウンジです。
ラウンジの中身自体は、ビジネスクラスラウンジと大きな差はありませんが、利用者が少ないためゆっくりとくつろぐ事ができる為、オススメのラウンジです。
引用:東欧見聞録
多くのラウンジが営業をしていない深夜でも24時間利用できるビジネストラベラーズラウンジであれば、利用可能です。ターミナルEのほぼ中央で、40番ゲートの真向かいにあります。日中であれば、他のラウンジの利用がオススメですが、夜間の場合には仮眠をとる事が出来るので、利用して体を休める事が出来ます。
この他にも、キャッセイパシフィック/ドラゴンエア、ワンワールドのビジネスクラス以上を利用する方が使え、ゲートE21近くにあるラウンジや、ゲートE50近くにありエミレーツ航空のビジネス以上の方が使用できるラウンジがあります。
世界中で多くの空港ラウンジを利用できるプライオリティパスは、クレジットカードのゴールドカードに付帯サービスとしてついている事があります。日本では楽天カードのゴールドカードに付帯されていますね。北京首都国際空港でもこのプライオリティパスを使用する事で利用できるラウンジがあります。
ラウンジ情報で紹介した4つのラウンジ(BGSプレミアムラウンジ、エアチャイナラウンジ、ビジネストラベラーズラウンジ)はプライオリティパスで利用できますが、エアチャイナファーストクラスラウンジについて掘り下げて紹介します。
午前3:30~翌日の午前2:30までと23時間営業しており、飲食に仮眠室・パソコン・トイレ・シャワールーム・中国式喫茶・シアター・ロッカーなど豊富なサービスが提供されています。他のエリアと繋がったオープンエリアなので、ざわざわしてはいますが、開放的な空間なのでちょうどよい喧噪でしょう。
引用:弾丸トラベルは怖くない!
何となく海外のトイレに抵抗がある方もいるかもしれませんが、スタッフがいて常に清掃され綺麗になっていますので、気兼ねなく使用する事が可能です。シャワールームも同様で清潔なので、リフレッシュしたい場合にはオススメです。
食事は、即席で作ってくれる麺類に加えてスナックやおつまみもあり、アルコールも充実しています。また、本場の中国茶を楽しむ事が出来るのも魅力的です。
引用:弾丸トラベルは怖くない!
綺麗でサービスも充実していますが、かなり広くて利用者がそれほど多くない為、ゆっくりくつろぐ事が出来るのはうれしいですね。プライオリティパスを持っている方は、エアチャイナファーストクラスラウンジを利用してみてはいかがでしょうか。
待ち時間の多い空港ですが、どのように時間を使っている方がいるのでしょうか?特にハブ空港では乗り継ぎ便の都合で10時間程度もあり得ます。
10時間程度の長い乗り継ぎがある場合には、空港内で時間を潰すのは現実的ではないので、市内に出たり貸し切りのチャーター便を使ったオプショナルツアーなどの利用がオススメです。実際に使ってみましたが、時間を上手く使ってくれたので、万里の長城を観光する事が出来ました。
引用:4travel
夜の時間であれば、天安門もオススメです。実際に5,6時間で回ってこれたと思います。
引用:4travel
北京市内を観光する事が出来ない時間帯だったので、食事と免税店での買い物を済ませた後は、プライオリティパスで入れるラウンジで仮眠を取って過ごしました。空港の椅子で寝るのは大変ですが、ラウンジであれば十分に体を休める事が出来ます。
引用:チーレニズム
長い乗り継ぎ時間の場合には、観光が出来るのですね!せっかく北京を訪れているので天安門や万里の長城に行くのもいいかもしれません。やはり、時間の関係で観光が出来なかったり、少しでも体を休めておきたい場合には、ラウンジを利用する声もありました。
PEK北京首都国際空港やそのラウンジについて紹介しました。プライオリティパスを利用する事で、長い乗り継ぎ時間でも無駄に疲れを溜めずにゆっくりとくつろぐ事が出来そうですね。せっかくなので、中国の食事やお茶を楽しんでみる事もオススメです。
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