飛行機を使って旅行や出張をされることが多い方にとっては、マイルの存在は気になるところです。
「クレジットカードを利用すると、さらにお得にマイルをためられる」というような話を聞いたことがある方もおられるかと思います。
そこで今回は、ANAカードでマイルをためることを想定し、ANAカードの基本的な事項、実質的なコスト、このコスト面からお得な「ANAワイドゴールドカード」を中心に、ご説明したいと思います。
はじめに、ANAカードの基本的なことについてご紹介します。
ANAカードは、グレード(ランク)に応じて、次の4つに分類されます。
ANAカードの選択肢
・ANA一般カード (年会費2,000~7,000円(税別))
・ANAワイドカード (年会費7,250円(税別))
・ANAワイドゴールドカード (年会費14,000~31,000円(税別))
・ANAプラチナカード (年会費70,000~155,000円(税別))
下に行くほどグレードが高くなります。これらのカードのうち、年会費が安い「ANA一般カード」の特徴を次にご説明します。
ポイント有効期限
ANA一般カードのラインナップは、VISA、MasterCard、Suica、TOP&ClubQ、JCB、JCB ZERO、ToMe CARD PASMO JCB(通称ソラチカ)、アメリカン・エキスプレスの8種類です。マイル還元率は、JCB ZEROを除いて、すべて1%です(JCB ZEROは0.5%)。
年会費が7,000円(税別)のアメリカン・エキスプレスは、さらに年間6,000円のポイント移行コースに登録すると、ポイントに有効期限がなくなります。これは大きなメリットといえるでしょう。
年会費の超割引
また、三井住友カードが発行する4種類のカードは、「マイ・ペイすリボ」に登録して1年に最低1回決済に使えば、年会費が、VISAとMasterCardでは1,025円、SuicaとTOP&ClubQでは751円にまでそれぞれ割り引かれます。
なお、「マイ・ペイすリボ」とは、カード利用者があらかじめ指定した毎月の支払い金額を超えた分がリボ払いとなる支払い方法のことです。詳しくは、三井住友カード株式会社の公式ホームページをご覧ください。
三井住友カード株式会社の公式ホームページ「マイ・ペイすリボ」
マイルの稼ぎやすさ
上でご紹介した4種類のカードをすべて発行した場合、年会費は3,552円(税別)です。毎年、継続ボーナスとしてカード1枚につき1,000マイル追加されます。1マイル=0.96円の計算となります。この4種類のカードを決済に使わず所有しているだけでも、毎年4,000マイル追加されることになり、楽にマイルを稼ぐことができます。
移行手数料
継続ボーナスはカードポイントとしてではなく、ANA本体から直接マイル口座にANAマイルが振り込まれますので、マイル移行費用は一切かかりません。新規入会キャンペーンの条件が良いときに、順次発行していくのがよいでしょう。
一方、ANA JCB一般カードには、年会費割引がありません。しかし、年会費は2,000円(税別)で、継続ボーナスが毎年1,000マイル追加されます。1マイル=2円の計算となります。こちらも、新規入会キャンペーンの条件が良いときに、発行していくのがおすすめです。
ANAカードは、年会費だけに注目しても、お得なのかどうかよく分かりません。ここで、そもそも、ANAカードを保有する目的は何であったのか、思い出してみましょう。その目的とは、「マイルをためる」ということではなかったのでしょうか。
このような目的から、ANAカードは、年会費とマイル移行費用のセットで、実質的なコストを考える必要があります。
一例として、ANA VISAカードの各グレードで、「マイ・ペイすリボ」と「WEB明細」を併用して年会費割引を受けた場合の実質的なコスト(年会費+マイル移行費用)の比較を、以下の表にまとめました。ご参照ください。
コスト比較
カードの種類 | 年会費(税別)
(A) |
マイル移行費用(税別)
(B) |
実質的なコスト(税別)[(A)+(B)] |
ANA VISA Suicaカード
(一般カード) |
751円 | 6,000円 | 6,751円 |
ANA VISAワイドカード | 6,275円 | 6,000円 | 12,275円 |
ANA VISAワイドゴールドカード | 9,500円 | 0円 | 9,500円 |
毎年、ポイントをマイルに移行する場合、VISAで「マイ・ペイすリボ」と「WEB明細」を併用すると、「ワイドゴールドカード」ではマイル移行費用が無料になり、全体的なコストは格下の「ワイドカード」よりも安くなります。また、「ワイドゴールドカード」のコストは、一般カードとわずか2,749円の差です。
さらに、この2,749円という差は、毎年追加される継続ボーナスの1,000マイル、そして、マイル還元率の違い、保険、その他の特典(ベネフィット)を考慮すると、ほとんど誤差の範囲内といえるでしょう。特に、年間決済額が300万円を超える場合は、なおさらです。
上でご説明しましたとおり、「ワイドゴールドカード」の実質的なコストは、一般カードとわずかな差です。このため、「ワイドゴールドカード」についても、ぜひ知っておきたいところです。
そこで、一般カードよりも2ランク上のANAワイドゴールドカードの特徴と、そのメリットについてご説明します。
ANAワイドゴールドカードには、VISA、MasterCard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースの5種類があります。
新規入会時と毎年の継続ボーナスマイルは、ワイドカードと同じ2,000マイルです。フライトマイル積算率も、ワイドカードと同じです。特典に関しては、ワイドゴールドカードの方がやや良くなっています。
また、一般カードと違い、ショッピング枠の与信が100万円以上ありますので、限度額を過度に気にすることなく利用することができます。なお、使い続ければ、200万円または300万円までショッピング枠の増額も可能です。
ANAワイドゴールドカードの最大のメリットは、カードでたまったポイントのマイル移行費用が無料という点です。特に、三井住友カードが発行する2種類のANA VISA/MasterCardワイドゴールドカードは、先にご紹介しましたとおり、「マイ・ペイすリボ」と「WEB明細サービス」を併用すると、年会費が9,500円にまで割り引かれ、還元率も高くなりますので、非常にコストパフォーマンスが良いといえます。
また、年会費がさらに高いANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドと、ANAダイナースにもメリットがあります。
これらの2種類のカードには、入会キャンペーンでもらえる大量マイル(「入会から○ヶ月以内に○万円利用で○万マイル」というもの)と、ポイントサイト経由の入会でもらえる大量ポイント(「ポイントサイト経由の入会で○万ポイント」というもの)があります。
ポイントサイト経由の入会で数万の大量ポイントをうまく組み合わせると、6~7万マイルもたまる場合があります。3か月で大体30~40万円の決済が目安になりますので、普段から毎月10万円以上のカードの支払いがある人は、これらのカードを検討する余地がありそうです。
なお、入会キャンペーンやポイントサイト経由の大量マイルは、カードを一度発行してしまうと、二度と獲得する機会はありません。時期によって入会キャンペーンの内容が微妙に変わりますので、内容とともに相場を見極め、適切なタイミングで発行するようにしましょう。
そして、ANAワイドゴールドカード保有のメリットで忘れてならないのは、ANAマイルから「ANA SKYコイン」への交換比率アップです。「ANA SKYコイン」は、ANAの公式ホームページ上での航空券や旅行商品の支払いに利用可能な電子クーポンです。ANA一般カードの場合、50,000マイルの交換でその1.5倍の75,000コインになるのに対して、ワイドゴールドの場合は、1.6倍の80,000コインになり、お得です。
ANAマイルからANA SKYコインへの交換についての詳細は、ANAの公式ホームページをご覧ください。
ANAの公式ホームページ「ANA SKYコイン」「ANAマイレージクラブ」
では、ANAカードでは、どの国際ブランドを選ぶとよいのでしょうか。以下に、ANAカードの国際ブランド別の特徴をまとめました。ご参考ください。
これらの国際ブランドのカードは、三井住友カードから発行されています。ANA一般カードからゴールドカードまで、「マイ・ペイすリボ」と「WEB明細サービス」の併用によって年会費が抑えられ、マイル還元率も上げられるのが大きなメリットです。また、世界中に利用できる店舗が非常に多く、決済カードとして万能といえます。
JCBはかつて、マイル移行費用が安く、高額利用におけるボーナスに魅力があったため、低コスト運用を重視する人にとっては、魅力がありました。現在では、これらの特典が改悪されてしまい、ソラチカ以外のJCBの利用価値は、以前よりも低くなりました。
こちらのブランドも、世界の多くの国や地域で利用可能であり、特に、ハワイやグアム、台湾、韓国といった日本人が多く訪れる観光地では、有用といえるでしょう。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、定期的に魅力的な入会キャンペーンを行っています。このキャンペーン時にカードを発行し、その後、使い勝手、利用状況などに応じて、保有を継続するか、解約するかを決めていくのがよいでしょう。高額の年会費を支払う余裕があれば、ポイント有効期限のないANAカードとしての利用価値があるのではないでしょうか。
(4)ダイナース
これまでご紹介した国際ブランドと比べて、加盟店が少ないのですが、特典は比較的充実しています。
2015年12月以降、発行会社が三井住友トラストクラブ株式会社に代わりました。従来からの顧客層と年会費の高さを考えると、今後、特典は大幅に改悪されないと思われます。大量ポイント、大量マイルなどを伴う入会キャンペーンが行われた場合には、発行を検討してみてもよいでしょう。
いかがでしたか。今回は、ANAカードの選び方について、ご説明してきました。
そもそも、ANAカードを保有する目的は、「マイルをためる」ことです。カードを保有し上手に運用していくには、年会費だけではなく、マイル移行費用とセットで、実質的なコストを考える必要があります。
また、ANAカードには、カードの種類によって、さまざまな特典があります。これらの特典の内容やこれらが得られるタイミングとともに、特典が享受しやすく、また、利用する価値があるものであるかなど、カードの使い勝手を比較・検討することも重要です。
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ステータスマッチで手に入れたヒルトンのダイヤモンド上級会員もフル活用でとてもお得な旅ができたような気がしています。
今回の旅行では例の如くアメックスプラチナデスクで予約した最安の周遊プランで「成田→サンフランシスコ→ハワイ→成田」(もちろん、空港送迎はプラチナデスク予約特典で爆安でした)旅行を行ったわけですが、やはり空港での過ごし方、特に手荷物検査での長い列はとってもストレスでした。
さて、今回は帰国後一発目、ということで、エアライン系のステータスマッチをまとめてみました。心機一転、エアラインの上級会員を目指される方はご一読あれ!
例えば、A航空会社にて、上級会員であったとしましょう。ライバル会社であるB航空会社は、A航空会社の上級会員を何とか引き込みたいと考えます。
そこで、A航空会社の上級会員メンバーを限定に、「A航空会社の上級会員であれば、B航空でも上級会員からスタートしますよ。」といった感じで宣伝をします。
こうすれば、A航空会社の上級会員は、B航空会社を利用するかもしれませんよね。まるで、ライバル会社での給料を餌にした「社員」の引き抜きあいみたいですね。(優秀な社員の人限定でしょうけど。)
スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールドの3つの大きなグループがあります。
スターアライアンス | ANA、タイ国際航空、シンガポール航空、アシアナ航空、ユナイテッド航空 など |
スカイマイル | デルタ航空、チャイナエアライン、大韓航空、アエロフロート など |
ワンワールド | JAL、ブリテッシュエアウェイズ、アメリカン航空 など |
基本的な考え方ですが、同じグループの上級会員を持っていれば、他の航空会社でも上級会員として考えてくれる、という形です。
ちなみに、各グループのステータスは以下のような等級になっています。
シルバー | ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド | |
スターアライアンス | シルバー | ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド |
スカイマイル | シルバーメダリオン | ゴールドメダリオン | プラチナメダリオン | ダイヤモンドメダリオン |
ワンワールド | ルビー | サファイア | エメラルド |
実際にどのような手続きをすれば、他社の上級会員が手に入るのか?これは、実は航空会社によって、手続きが色々とあるようです。
例えば、デルタ航空は、ステータスマッチについて、公式ホームページに以下のように記載しております。
他の航空会社のフリークエントフライヤープログラムで最高レベルの会員資格をお持ちの方は、スカイマイル メダリオンステータスマッチ チャレンジへ 1 回限りの参加を申請して、メダリオンプログラムで同等のステータスを獲得することができます。
メダリオン会員の方は、無制限無償アップグレード、プリファードシートのご利用、手荷物手数料の免除など、限定特典の数々をお楽しみいただけます。
さらに、プログラムの詳細には以下のように記載されています。
参加条件を満している方には、他の航空会社での現在のエリートステータスレベルに応じて、プラチナ、ゴールド、またはシルバーのメダリオン会員資格を90日間付与されます。この 90日間の期間は、お客様のリクエストが処理された時点から開始となります。
2015年6月30日までに本キャンペーンへのご登録をお済ませになり、フライト利用条件をすべて満たしている場合、メダリオン会員資格は2016年1月31日まで保持されます。
2015年7月1日~2016年6月30日までに本キャンペーンにご登録のうえ、フライト利用条件をすべて満たしている場合、メダリオン会員資格は2017年1月31日まで保持されます。
90 日間を超えてメダリオン会員資格を保持するには、ご入会後 90 日以内にデルタ航空またはデルタ・コネクションをご利用になり、所定のメダリオン会員資格取得必要マイル(MQM)またはメダリオン会員資格取得必要区間(MQS)を獲得する必要があります。必要な MQM または MQS の数は、取得されるメダリオンレベルによって異なります。
2015年6月30日までに本チャレンジにご登録になり、ご登録から90日以内にフライトの必要条件を満たしたお客様は、マッチしたメダリオン会員資格を2016年1月31日まで(2015年7月1日~2016年6月30日までの間に登録された場合は2017年1月31日まで)保持していただけます(公表されているMQMまたはMQSの獲得条件を満たしてさらに高いメダリオンレベルを達成された場合を除きます)。それ以降のメダリオン会員資格については、必要な MQM または MQS を達成し、さらに必要なメダリオン会員資格取得必要ドル(MQD – 米国在住の会員の方のみ)のご利用によって獲得いただく必要があります。
MQM、MQS、MQD の獲得方法、およびメダリオンプログラム特典の詳細については、delta.com/medallionprogram をご覧ください。
引用 :デルタ航空公式ホームページより
また、中には、他社で上級会員であることを写真で撮って、送信するという航空会社もあるようです。
プラチナカードライフスタイルさんでは、ステータスマッチのための申し込み手続き手続きを手取り足取り教えています。
(1): トルコ航空のマイレージアカウントを作る
まずはトルコ航空のマイレージアカウント(Miles&Smiles)が必要です。
https://www4.thy.com/tkmiles/membersignin.tk?lang=en
から必要項目を入力し、TKから始まるマイレージ番号を取得します。
(2): デルタアメックスで付与されるゴールドメダリオンカードの写真を撮る
ゴールドメダリオンのステータス確認のために、デルタ航空から送付されたゴールドメダリオンカードをの写真を撮ります。
これは後ほどコンタクトフォームに添付します。
(3): デルタ航空のサイトからサマリーを取得する
搭乗履歴がわかるものもコンタクトフォームから添付するので準備します。
デルタ航空のウェブサイトにログインし、アカウント画面と搭乗履歴の画面をスクリーンショットします。
pdfでも出力できるようですが、私はスクリーンショットを送付しました。
(4): (2)と(3)で作った画像やpdfをトルコ航空の以下フォームから送付する
トルコ航空コンタクトフォーム http://www4.thy.com/customercontact/?lang=en
(5): コンタクトフォーム入力方法
「New Feedback」を選択、
「Your Feedback Category」は「Miles&Smiles Programme」を選択、
「Your feedback subject」は「Membership Processing」を選択、
「Is your feedback related to a particular flight?」は「No」を選択、
「Your Feedback」には英文でステータスマッチのリクエストを書きます
私は、「Dear sir,
I have a Gold Medallion membership of Delta Air Lines.
(This is the “Elite Plus” of SkyTeam.)
Future, I would like to use the Turkish Airlines.
Please to status match to Turkish Airlines.
My account number of Turkish Airlines, “TKxxxxxxxxx”.
My name, (NAME).Thank you.」
と送りましたが、英語的に正しいかは不明です(笑)
同時に画像やpdfを添付します。
「Would you like us to reply to your feedback?」は「Yes」を選択、
「Your personal information」でトルコ航空のマイレージ番号と設定したPINを入力します。
以上で入力は完了です。
最後に確認画面の「Submit」ボタンを押して送信するのを忘れないようにしましょう。
引用 :プラチナ・カード・ライフスタイル:筆者「太田 伊央」(IO OHTA)ブログより)
トルコ航空については、英語の文章力が必要のようですね。上にある文章を参考にするといいかもしれません。
例えば、以下のステータスマッチがあるようです。実際は、気になる航空会社の公式ホームページなどを参照してみてください。
(左が現在持っているステータスで、右がステータスマッチ後に手に入る会員資格です。)
英語のサイトになりますが、statusmatcher.comではホテルや航空会社の上級会員のステータスマッチの情報が世界中から寄せられており、私もかなり参考にさせていただいています。
http://statusmatcher.com/airlines
たとえば、ANAであれば最近ですと、以下からのステータスマッチの実績があることが分かります。
- Emirates Skywards to ANA Mileage Club
- Delta SkyMiles to ANA Mileage Club
http://statusmatcher.com/company/all-nippon-airways
ちなみに、日本ですとステータスマッチ.ジェーピーさん(http://statusmatch.jp/view/airlines)が情報量が多く使い勝手もいいです。
今回は入門編ということで、基礎的な情報を中心にご紹介しましたが、実は飛行機に乗らずとも上級会員になることもできてしまいます。
次回以降、裏技的な上級会員獲得方法をご紹介したいと思います。
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本来なら搭乗してマイルをためるのが正攻法なのですが、少し荒技を使ってみます。「バイマイル」という手法です。その名のごとく、マイルを買うのです。日本の航空会社は、外資系と違い、直接バイマイルすることができないため、間接的に買ってみることにします。
足りないマイルを取得するため、「そこまでするか」と言われそうですが、やってみることにします。シミュレーションするのは羽田、英国・ロンドンのビジネスクラスです。マイルの価値を最大限に生かせるのは、国際線のビジネス以上という観点から、同路線をセレクトしてみました。
【羽田⇔英国・ロンドンのビジネスクラス】(某日の通常期)
交換に必要な特典航空券のマイル数は9万マイルです。
(運賃46万8070円-燃料・サーチャージ5万9140円)÷9万マイル=4.54円
この路線は、1マイルが4.54円の価値があるということになります。
これなら、普通に正規料金でチケットを購入するより、1マイル換算で2~3円(=2~3倍)で足りないマイル数や9万マイルを丸ごとゲットした方が、お得だということです。1マイルの価値が2円(2倍)を切るような国内線などは、バイマイルではあまり得策とはいないでしょう。
それでは、「バイマイル」の具体的な方法を紹介します。通常のショッピングよりもはるかに効率的にポイント=マイルがたまるのは、ポイントサイトを使うことです。「ハピタス」と「ポイントタウン」という2つのポイントサイトがおススメです。
詳細はこちらをご覧ください。
方法は簡単です。この2つのポイントサイトを経由して、ショッピングをすればいいのです。例えばハピスタの「ショッピングでためる」から「100%バック」を選択。すると、最初に出てくるのはほとんどの場合が青汁です。
青汁の代金3,800円+500円=4,644円で、ポイントが4,104になります。ソラチカルートでマイルに変換すると、3,693マイル(0.9倍相当)となり、1マイルにかかった購入コストは1.26円。さらに、ヤフオフなどで売れれば、購入コストは下がります。
相場の2,000円で売れれば、手数料を抜きに考えれば、(4,644円-2,000円)÷3693マイル=0.72円。1マイル1円を切りました。恐るべき、マイルの錬金術ですね。一般的なクレジットカードのポイント還元率では、37万円相当の買い物をしければなりませんから。
ただし、マイルの移行期間が最短でも120日かかるのが大きなデメリットです。
「ハピタス」では、マイルへの移行期間が最短とはいえ、120日もかかります。もっと短縮する方法として、「ポイントタウン」を使うと最短で60日になり、短期間で大量のマイルを獲得できます。
100%還元の案件は、スマホ限定になります。毎月初め(~10日前後)に対象案件が掲載されます。お金がかかりますが、月額1万円の新規会員登録の案件では20万ポイントをゲットできます。
20ポイント=1マイル換算なので、ソラチカ経由でマイル換算すると、9,000マイル(0.9倍)になり、1万円÷9,000円で1マイル当たりのコストが1.11円になります。
ポイントを獲得したら解約手続きをしないと、1万円の課金が続きますので注意が必要です。
とはいえ、マイルの有効期限まで60日も待てない、というような状況もあるはずです。この場合、あくまで緊急避難的にnanaco経由の力技でマイル換算をします。最短で12日間でマイルへ移行ができます。マイルが無効になるよりはマシです。
ハピタス(orポイントタウン)→PeX→ANAマイル(120日程度、交換率90%)
ハピタス(orポイントタウン)→nanaco→ANAマイル(12日程度、交換率50%)
↓
ただし、移行のための換算率は50%とかなり悪くなります。1万ポイント1万円で5000マイルとなりますので、あと1万マイル以下で希望している特典航空券をもらえる、というような状況であれば十分、アリだと思います。1マイルで2円という最低基準は満たしています。
実はせこい私は来年の5月頃に予定しているハワイ旅行でビジネスクラスで行きたいなと思っています。
自腹でいくのならもちろんエコノミーですが、1人6万マイルで20万円相当するビジネスクラスに乗れるのであればそりゃビジネスクラスで行きますよ、と。一度ビジネスに乗られたことがある方は、長距離旅行でのあの快適なシートは忘れられないでしょう。
ということで、以下の記事でご紹介しているとおり、コツコツとマイルを貯めてるべくハピタスでポイントを貯めているのですが、ポイントの交換期間等を考えますと来年5月には間に合わなさそうでして…
そこで色々調べた結果、こんな方法を見つけたんです。スターウッド プリファード ゲストのスターポイントを活用する方法です。
「スターポイント」はスターウッド プリファード ゲストでご利用いただけるポイントです。 シェラトン ホテル&リゾート・セント レジス ホテル&リゾート・ウェスティン ホテル&リゾート・Wホテルをはじめとしたスターウッド ホテル&リゾートでのご宿泊、お食事などで貯めたポイントをマイルに交換できます。
スターポイント→ANAのプログラム
引用:ANA:スターウッド プリファード ゲスト 「スターポイント」 [ポイント交換]
実はこのスターポイント、spgの公式サイトから購入できるんです。しかも購入金額に応じて割引がつきます。(ご検討中の方は、まずはspgのアカウント=無料を作成してくださいね)
そうそう、これです、これ。”20,000スターポイントをご購入の場合:25%割引”とありますよね。ここまで買うのがポイントなんです。さて計算してみましょう!
コスト:1ポイント0.035米ドル×20,000スターポイント×75%(25%OFF)=525ドル(63,000円程度)
獲得できるポイント:20,000スターポイント→25,000マイル(ANAから5,000ポイントのボーナスがあります)
結論:63,000円÷25,000マイル=2.52円
すごくお得な感じはしませんが、ビジネスクラスにマイルを使った場合は3.5円程度になりますので、この際致し方ない、ということでひとまず年内に20,000ポイント分を購入しちゃいました。
※ちなみに、注意点は1暦年に20,000ポイントしか購入できません。ですので、spgアカウントをお持ちの方で試してみたい!という人は年内に一度やっておきますと、来年に再度購入できるようになります。
※※また、スターポイントの購入は有効なアカウントを最低14日間以上持っている必要があるようです。
バイマイルは、できるだけ日常生活品の購入とリンクさせていけば、無理なく効率的にマイルをためることができます。ここで紹介した方法は、せっかくためたマイルを無効にしない方法です。
マイル獲得のための、かなりの変化球なので、しっかりとスケジュールを考えておくことが大切ですね。
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ここでは、マイルの価値を最大化する交換方法に焦点を当てました。私自身、現在マイルでビジネスクラスのハワイ旅行(1人6万マイル×2名=12万マイル)を計画していますので、ANAを例に少し探ってみました。
苦労してためたマイルを最大限に生かしたい、そんな思いからちょっと頑張ってみました。1マイルでも無駄にしたくないですからね。マイルは
①特典航空券に交換する
②特典航空券以外に交換する
の2パターンに大別してみました。まずは①特典航空券に交換するパターンを検証。
なるほど、ハワイまでのファーストクラスはたったの46万円ですか。って払えるかい!!
ハワイにファーストクラスで行くのに必要なマイル数は・・・ANAのページを見ると記載がありませんね。通常ビジネスの2倍くらいのようですから、12万マイルになりますね。
ここで1マイル当たりの価格を換算します。461,870円÷12万マイル=8.84円。
これだけでは、ちょっと分かりづらいです。続いてビジネスクラスで算出してみます。
交換に必要なマイル数は6万マイルになります。
ここで1マイル当たりの価格を換算しますと、208,870円÷6万マイル=3.48円。
ちなみに同路線のエコノミークラスは、単価が下がって約2.5円です。1マイルは1円、ではないんです。最大で1マイル=8.8円になりますし、手の届きそうなビジネスクラスでも1マイル=3.48円です。
ファーストクラスの料金形態は正規料金オンリーです。だからこそ、ここに普通に座っている人って物凄いんですよね。2回往復したら新車で買えるんだから。いやーため息、ため息…。
ということで、マイルの最大化という、お得度の観点からいえば、ファーストクラスが最大ということになります。もちろん、東京・ハワイをファーストクラスで往復なんて、少し現実離れしていますが。要は何が一番、価値を最大化してくれるのか、常に計算する習慣を身につけてほしいということです。
皆さん、まだクレジットカードのポイントに頼ってませんか?まだ、飛行機に乗ってコツコツと貯めていませんか?私はつい最近までそうでした(苦笑
私は3ヶ月で12万マイル貯める方法を見つけてしまいました。詳細は以下の記事をまず見てください。必見です。
マイルの交換で最も価値を最大化できるのが、特典航空券になります。航空会社にとって、200万円のファーストクラスをマイルと交換しても、懐は痛みません。
さすがにファーストクラスにのるだけのマイルを貯めるのはまだ時間がかかりそうですが、現在以下の記事でのご紹介している通り118,000マイルを申請中の状況です。
]]>庶民にはムリ、なんて思わないでください。私のような庶民派代表の「ANAマイラー」が、特典航空券で年間2回は、妻とビジネスクラスでハワイ行きを目指し、大量マイルの獲得方法を模索しました。
これこそ、マイルの壁を打破する誰もが可能な積極マイラーへの第一歩なのです。
マイルをためる基本は、飛行機に乗ってためることです。クレジットカードで買い物をして、マイルに移行するのもいいですね。国内線(東京⇔札幌、福岡)なら、150万円ほどの利用で1万5000マイルになり、特典航空券に変換できるので、1年間でたまる可能性があります。
私は東京から札幌、福岡に年間で50回以上出張しています。
クレジットカード、130%増のANAフライトマイルなど全ての会員特典を駆使しても、年間13万マイル前後です。これでも十分ですが、ハイシーズンでは妻と2人だと14万マイルが必要で、涙をのむことになります。
見えないマイルの壁が立ちはだかっているようです。通常シーズンで「ビジネスクラスで年1回ハワイに回行きたい」と言っても約12万マイルが必要です。これを正攻法でやれば、年間で1,200万円程度のクレジットカードなどでの決済が必要です。こうなると、もう会社経営者レベルの話になりますよね。
そう、クレジットカードや航空券を使って得るマイルでは限界があります。ではどうすればいいのか。
先週、サイト右メニューバーに「12/5ハピタスはじめました。」という記載を行いました。
そんな面倒なことをはじめるわけがナイデスヨ!
マイルを大量にためるには「ハピタス」「ポイントタウン」などのサイトをフル活用する方法があることを発見しました。
ハピタスは、有名ショップや有名サイト1000件以上と提携し、業界最高水準のポイント還元率!様々な生活シーンでポイントが貯まり、貯めたポイントは「1ポイント=1円」で現金やギフト券、各種電子マネーと交換が可能です。
ポイントタウンは15年の歴史を持つ稼げるポイントサイトです。ポイントタウンでポイントを貯めれば、そのポイントはAmazonギフト券やLINE ギフトコード、Pexなどに交換できます。
サイト内でポイントを獲得したら、そのポイントを以下のような流れでマイルに交換していくわけです。
ハピタス(もしくはポイントタウン)
→PeX
→メトロ
→ANA
例えばですね、
という流れです。
PeX
ポイント交換のPeXは、さまざまなサービスからポイントを集めて、現金に換金はもちろん、電子マネー、マイル、各種ポイントなどにポイント交換・移行ができます。還元されたポイントを無駄なく有効活用しよう!
ほら、これで簡単に獲得できそうでしょ?いろんなサイトを見ても、そう書いてあります。
しかし、本当にそんな簡単にマイルを獲得できるのか、早速検証してみました。
そんな簡単にマイルが獲得できるわけがない、皆さんそんな風に思ってませんか?私は当初はそんな風に思っていました。
そこで、実際に12月5日に登録してから、ハワイ旅行ビジネスクラス(6万マイル×2人=)12万マイルを貯めるところまでを実際にやってみようと思います。
現状のチャレンジしている案件はこちら:合計131,200ポイント(118,000マイル分)
基本的に私は高ポイント付与で判定が簡単なものとして以下のものを選択しています。
まだ、日付の右側に書いてあるのが判定日というもので、実際にポイント獲得要件を満たしても、ポイント付与の判定がされるまで最大でかかる日数です(実際にはそんなにかからないらしいですが)
なので、実際にポイントを獲得できているものはありませんが、会員登録してから1週間くらいでほとんどやれることはやっていますので、今は待ちの状況です。
加えて、他にもいい案件があればどんどん申請を行っているつもりです(別途、このブログに載せていきますね)
今回、紹介した方法はレアケースではありません。メジャーな方法です。といっても、陸マイラーにとってではありますが。一般にはそれほど広く浸透していません。
今から始めても十分に恩恵を受けることができます。たくさんの人が参入して、制度やシステムが変更になる前に、ぜひとも始めてみてください。
早速12万マイルチャレンジ、あなたもやってみませんか?
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