以前、一度プライオリティ・パスについて調べまくったことがありました。各安プラチナカード(ゴールドカードとも言えますね)にも付帯されていることもあり、それを目当てにカードを保有される方もいるくらいです。
今回は2015年9月末にプライオリティ・パスが廃止となったものの、世界500カ所以上の空港ラウンジを利用できる空港ラウンジサービス「ラウンジ・キー(LoungeKey)を導入したプラチナカード、SBIプラチナカードの魅力に迫りたいと思います。
SBIグループであるSBIカードが発行しているプラチナカードです。同社のホームページを見ると、2016年2月6日現在、4種類のクレジットカードを募集しており、SBIプラチナカード、SBIゴールドカード、SBIレギュラーカード、その他カード(スターフライヤーカード)を新規受付しています。
- SBIレギュラーカード -たとえば、使いやすさという基準で。
- SBIゴールドカード -そのクオリティに、バランスという視点を。
- SBIプラチナカード -一歩先をリードする、新たなステイタスを。
カードの特典をシンプルにすることによって、サービス内容もわかりやすくしている点が特徴であり、ユーザーにとっては利用しやすいカードだと思います。
基本的なカードのスペックは以下の通りです。
SBIプラチナカードの基本情報
項目 | 備考 | |
年会費 | 2万円 | 家族会員は1名無料、2名からは5000円(税別) |
申し込み対象者 | 年齢20歳以上 | |
総利用枠 | 原則10万円~ | |
カードブランド | Master | |
ショッピングリボ手数料 | 実質年率1.98%~7% | |
マネーサービス融資利率 | 実質年率7.0%~20% | キャッシングのことです。 |
年会費が2万円なのは、格安ですね。しかも、申し込み対象者が年齢20歳以上となっていることから、敷居の低いプラチナカードと言えます。収入なども一般的なレベル300万円以上あれば、充分に申し込み出来ると思います。
方法 | 備考 |
インビテーション | - |
インターネット | 当社の公式ホームページから受付しています。 |
プラチナカードにしては、珍しくインビテーションは不要で申し込み出来るタイプとなっています。年齢も20代から申し込み出来る為、申し込み時点での資格はかなりハードルが低くなっています。
ちなみに収入についても年収400万円台で審査が通過したという事例もあるようで、収入の低い若年層が持つチャンスのあるカードだと思います。
いつでもどこからでもご要望にお応えコンシェルジュサービス
24時間年中無休でご利用いただけるコンシェルジュサービス「MasterCard® コンシェルジュ」。お電話一本いただくだけで、レストランやチケットの予約から、ベビーシッターを探したり、希少価値の高い商品を探したり――。SBIプラチナカード会員さまのプライベートなご要望に、専門のスタッフがお応えします。
年会費2万円で24時間年中無休のコンシェルジュが付くのは凄いですね。公式ホームページによると、会員のプライベート的な要望まで応えてくれるとありますので、かなり質の高いコンシェルジュサービスかと思います。
国内高級ホテル・高級旅館、海外ホテル・航空券などを優待価格でご利用いただけるほか、ヘリクルーズやホテルスパといったプラチナカード会員さまだけの特別なサービスを多数ご用意しています。また、最高1億円補償の旅行傷害保険を無料付帯。カードをお持ちでないご家族まで補償する家族特約付きです。
死亡、後遺症に最高1億円まで補償が付いているのはすごいですね。ちなみに東京海上日動で、7日の短期保険で11440円かかります。同等の補償が無料で毎回付帯します。
ドル決済サービスとは、海外での外国通貨によるショッピングご利用のうち、お客さまが指定した個別のご利用分について、住信SBIネット銀行の外貨普通預金から「米ドル」でお支払いいただくことができるサービスです。
これは、少しわかりづらいかと思いますので、少し補足します。海外旅行でショッピングをした場合は、「海外事務手数料」というものがかかります。
この海外事務手数料というのは、本来であれば、ドル決済するべきものを引き落としするまでに、「円建て」にするという「手間賃」のようなものであり、利率はカード会社、国際ブランドによって違いますが、利用額の1.2%~2.0%程度になります。
これを、同グループである住信SBIネット銀行で外貨預金を行っていると、ここから引き落とししますよというものです。
すると、既にドル建ての預金から引き落としをかける形になりますので、「海外事務手数料」がかからないという仕組みです。
これは住信SBIネット銀行の口座を開設し、引き落とし口座に設定するという条件がありますが、口座開設料は無料ですので、海外旅行に頻繁に行くというのであれば、是非このサービスを利用するべきでしょう。
全国有名レストラン約200店舗をご利用可能。最もお勧めするコース2名さま以上のご予約で、コース代金1名さま分を無料でご招待します。
正直、このサービスを年に数回利用するだけで、年会費分の元が取れます。東京都内が中心となっていますが、配偶者、お子様の誕生日、接待などにも充分に利用できるレストランばかりだと思います。当カードを持ったら是非利用して頂きたいサービスです。
アメックス・プラチナカードでも利用できるマヒのお勧めサービスです。
その他にも、マルチバンク機能サービス(5つまで最大金融機関の引き落とし口座を設定できるサービス)、ヘリクルーズ、会員制ゴルフなど多種多様なサービスがあります。
正直、知名度という点では、少し見劣りし、ステータス性はあまり無いカードかもしれません。しかし、ダイニングサービス、コンシェルジュサービスなど他社のプラチナカードと比較しても、サービス面では見劣りしないかと思います。
正直、アメックス・プラチナカードと比べてみても、表面上のサービス内容は遜色ないように見えます。まずは手軽にプラチナカードを試してみたい、という方にお勧めですね。
アイキャッチ画像:「SBIカード」公式ホームページより引用
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アメックス・プラチナカードは、海外旅行、出張などの際、良好なサービスを享受することが出来るカードとして、世間一般では、イメージが強いようです。
しかし、実は国内旅行、出張のなどの際のサービスも充分に充実していることに加え、お買い物の際などの補償も充実していることはあまり知られてないのではないでしょうか。
この国内でも充分に利用価値があるサービス内容を知らないで、「アメックス・プラチナは海外に行く人が持つようなカード」と決めつけてしまい、最初から申し込みをしない人もいるようです。
この国内でも充分に利用出来るサービスを下記にまとめてみました。このアメックス・プラチナカードの申し込みを検討している人の参考になれば、幸いです。
海外も含めたアメックス・プラチナの利用を検討している方はこちらの記事も参考になります。
パソコン、テレビ、冷蔵庫などの家電製品の事故、損害を補償してくれるサービス。カード利用外の商品も対象となります。(普通に申し込むと年間2,900円ですが、プラチナカードには付帯されています)
家電製品購入のたびに加入する必要はありません!
加入依頼を受け付けた営業日の翌営業日午前0時から補償開始。保険責任期間中に生じたパソコン・テレビ・冷蔵庫など、
家電製品の電気的・機械的事故(故障)や損害を補償します。
メーカーの保証期間終了後、2年間の保証を延長するサービスです。
メーカーの保証期間が終了した後の故障、欠陥部分の修理、部品交換などの必要が生じた場合でも、カードでご購入の商品はさらに2年間、メーカーとほぼ同等の保証をいたします。
引用:アメックス :プラチナ・ウェブ、ワランティー・プラス
ワランティ・プラスについてはこちらの記事も参考にしてください。
購入日後の90日間、購入した店舗側が、購入した商品の返品を拒んだ場合、アメックスが代わって、返却を受付。カードの購入が必要であり、未使用が条件
リターン・プロテクションについての詳細はこちらが参考になります。
特にワランティ・プラスが、個人的には便利なサービスかと思います。例えば、家電製品などのメーカーの無料保証期間は1年になっていることが多い為、これを2年間延長してくれたら、安心して利用することが出来ると思います。
選りすぐりの洗練されたダイニングにて、大切な方とのお食事にふさわしい、厳選されたダイニングの数々。「ダイニング・アクセス」は、魅力ある名店でのお食事の際にご利用いただける優待特典です。旬の食材を使ったディナーコースを2~4名様でご予約いただきますと、1名様分の料金が無料となります。
大切な取り引き先との方々とこだわりのメニューを味わい、ゆったりと語らいを楽しむ、充実のひとときをご堪能ください。
引用:アメックス公式
これは対象となっている高級レストランを2名以上で利用すると、1名分が無料となるというサービスです。
店舗を変えれば、何度でも利用することが出来ますので、1か月~2か月に1回は、このサービスを利用することで、美味しいものを食べるというのもいいのではないでしょうか。ちなみに東京都内に対象となっている店舗が多くあるようです。
アメックス・プラチナは年会費が高いように思えますが、実は私の場合このダイニング・アクセスで元が取れます。都内では19店舗から一挙に27店舗まで増えました。
上記の対象店舗を見て頂ければ、わかると思いますが、1人当たり1万円以上の料金が中心となっています。
これが、1名分無料になりますので、このカードを持つことをきっかけに「高級レストランめぐり」をするのもいいかもしれません。
ビジナス・プラチナ・カード会員様への感謝の気持ちを込めて、毎年カードを更新いただきますと、1年に1度、国内の対象ホテルでご一泊いただける無料宿泊券をお贈りします。優雅なおもてなしを提供するホテルのご滞在を、毎年お楽しみください。
カード更新時、一流ホテルの無料ギフト券が1泊、2名分無料となるサービス券が送付されます。
以下よりアメックス公式サイトの「フリー・ステイ・ギフト対象ホテル一覧」をご覧いただけます。
https://www.americanexpress.com/japan/personal/benefits/bizplat/travel_freestay.pdf
各地のホテルオークラ、日航ホテルズ、ハイヤット、ヒルトンにプリンスと大御所ばかりです。これだけで、2名分となると4万円以上の価値にはなるでしょう。
例えば、2のサービスと組み合わせをすると、以下のプランになるかと。
銀座「ありす」にて和食とワインを堪能 (1人食事分1万円が無料)
↓
ヒルトン東京お台場ホテルにて宿泊(1人2万円程度。2人分なので4万円程度が無料)
ちなみに「ありす」と「ヒルトン東京お台場ホテル」はタクシーで10分~15分程度です。
これだけで5万円分が無料となります。
簡単に言うと、対象ホテルに宿泊すると、無料で部屋のグレードアップがされるというものです。このサービスは海外のホテルのイメージが強いのですが、国内においても帝国ホテル、パレスホテル東京などが対象となっているようですね。
これに加え、アメックス・プラチナでは年会費・年間数十泊が必要となる高級ホテル上級会員に無料で申込むことができます。
ホテルグループ | メンバーシップ名 | 通常、会員になるための条件 |
スターウッド・ホテル&リゾート | スターウッド・プリファード・ゲスト・ゴールド会員 | 1暦年内に10回の滞在回数または25泊の宿泊日数 |
カールソン レジドール ホテルズ | クラブ・カールソン ゴールド・エリート | 1暦年内に20回の滞在回数または35泊の宿泊日数 |
アコーホテルズ | LE CLUB ACCORHOTELS プラチナ | 60泊または25,000ポイント獲得 |
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド | リーダーズクラブ | 年会費150.00米ドル |
詳細はこちらの記事でも紹介しています。
これは、24時間365日対応可能な優秀な秘書を雇っているのと同じ効果があります。例えば、国内旅行に行った際に、旅行先で、「ここで一番有名な鉄板焼きのお店を予約したい。」と伝えれば、お店の名前が分からなくても特定してくれて、予約まで手配をしてくれます。
このサービスをうまく利用すれば、旅行が何倍も面白くなるのではないかと思います。まさにプライスレスなサービスですね。
なかなかうまく活用することができない方が多いようですが、以下の記事では色々な方のお得な活用法を紹介しています。
国内利用に限定しても、これだけの活用方法があるわけですね。
金額換算可能なものでも数万円規模でお得になるような使い方があり、また保険やコンシェルジュなどの形に見えにくいサービスも充実している、これがアメックス・プラチナがやめられない理由の第一番でしょうね。
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