飛行機を使って旅行をするとき、空港では搭乗までの待ち時間が長くなりがちです。清潔で落ち着いたスペースで身体を休めたり、くつろいだりすることができればと思います。空港のラウンジは、そのような要望を満たしてくれそうですが、実際には、なかなか手の届きにくい存在です。
そこで、今回は、空港ラウンジを利用できるパスである「プライオリティ・パス」についてご説明するとともに、この特典が付いたクレジットカードを厳選してご紹介します。
まず、「プライオリティ・パス」についてご紹介します。
「プライオリティ・パス」とは、世界120か国、900か所以上の空港のラウンジを利用できるパス(カード)をいいます。
プライオリティ・パスが利用できるラウンジは、ソフトドリンクだけでなく、アルコール飲料や軽食も無料です。また、飲食以外に、Wi-Fi、シャワールームなどの設備も無料で利用できますので、プライオリティ・パスさえあれば、飛行機の待ち時間を有効に活用することができます。
ビジネスクラスを利用する際や、各航空会社のマイレージプログラムの上級会員の場合には、航空会社が用意しているラウンジを利用できますが、エコノミークラスを利用する場合や、搭乗する航空会社とは別の航空会社の上級会員しか持っていないといった場合には、プライオリティ・パスが非常に便利です。
以下、プライオリティパスで無料で使える世界のラウンジ例です。
ロンドン
出典:プライオリティ・パス公式 PLAZA PREMIUM LOUNGE
出典:プライオリティ・パス公式 PLAZA PREMIUM LOUNGE (ARRIVALS)
プライオリティ・パスは、「スタンダード会員」、「スタンダード・プラス会員」、「プレステージ会員」の3つのランクから選択することができ、以下に示すように、年会費、利用回数などが異なっています。
<プライオリティ・パスの各会員の年会費と利用制限>
会員名称 | 年会費※ | 会員利用料金/回※ | 同伴者利用料金/回※ |
スタンダード会員 | 99米ドル
(約11,609円) |
27米ドル
(約3,166円) |
1人27米ドル
(約3,166円) |
スタンダード・プラス会員 | 249米ドル
(約29,198円) |
10回まで無料、
以降27米ドル (約3,166円) |
1人27米ドル
(約3,166円) |
プレステージ会員 | 399米ドル
(約46,787円) |
無料 | 1人27米ドル
(約3,166円) |
※1米ドル=117円で換算しています。
例えば、「プレステージ会員」の場合は、何回利用しても無料です。海外出張が多いビジネスパーソンであれば欲しいアイテムかもしれませんが、年会費が399米ドルと高額です。このため、正規の年会費を払ってプライオリティ・パスの会員になっている方は、あまりいないのではないでしょうか。
では、プライオリティ・パスの多くの会員は、どのようにしてその権利を取得しているのでしょうか?
実は、プライオリティ・パスが付帯するクレジットカードの会員になり、非常にお得にプライオリティ・パスを利用しているのです。
それではお待ちかね、プライオリティ・パスが取得できるクレジットカードをご紹介していきます。
以下に、プライオリティ・パスの「プレステージ会員」の権利が毎年、無料で付帯するお得な19のクレジットカードをご紹介します。ご参考ください。なお、最新の情報は、各カードの公式サイトをご確認ください。
プライオリティ・パスの「プレステージ会員」の権利が毎年、無料で付帯するお得な19のクレジットカード
カードの名称 | 年会費
(税別) |
インビテーションの必要性 | 家族カード会員へのプライオリティ・パスの発行 | 海外旅行傷害保険 | コンシェルジュサービス |
楽天プレミアムカード | 1万円 | 不要 | ×
(発行されない) |
5,000万円 | ×
(無し) |
JCBゴールドザ・プレミア | 1万5000円 | 必要 | × | 最高1億円 | × |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 2万円 | 不要 | × | 最高1億円 | ○
(有り) |
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 2万円 | 不要 | ○
(発行される) |
最高1億円 | ○ |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 2万円 | 必要 | × | 最高1億円 | ○ |
Miles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 2万8000円 | 不要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
JCBプラチナ法人カード | 3万円 | 不要 | × | 最高1億円 | ○ |
SBIプラチナカード | 3万円 | 不要 | × | 最高1億円 | ○ |
楽天ブラックカード | 3万円 | 必要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
JAL アメリカン・エキスプレス・カードプラチナ | 3万1000円 | 不要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
JAL・JCBカードプラチナ | 3万1000円 | 不要 | × | 最高1億円 | ○ |
シティプラチナカード | 3万5000円 | 不要 | × | 最高1億円 | ○ |
三井住友VISAプラチナカード | 5万円 | 不要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
JCB THE CLASS | 5万円 | 必要 | × | 最高1億円 | ○ |
ANA JCBカード PREMIUM | 7万円 | 不要 | × | 最高1億円 | ○ |
ANA VISAプラチナプレミアムカード | 8万円 | 不要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
ダイナースクラブプレミアムカード | 10万円 | 必要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 10万円 | 必要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 15万円 | 不要 | ○ | 最高1億円 | ○ |
・「楽天プレミアムカード」・・・プレステージ会員
プライオリティ・パスの維持費用をできるだけ安く抑えたい、という方には、「楽天プレミアムカード」がおすすめです。
楽天プレミアムカードでは、年会費1万円(税別)を支払えば、プライオリティ・パス「プレステージ会員資格」が手に入ります。また、楽天トラベルの「ANA+楽パック」を利用すれば、ANAマイレージと楽天ポイントをダブルでためられるため、さらにお得です。そして、海外でのサポート体制や各種保険も充実していますので、安心です。
世界120カ国400以上の都市や地域で、900カ所以上の空港ラウンジがご利用いただける会員制サービスです。
楽天プレミアムカード会員ご本人様は、プライオリティ・パス会員カードの発行を無料でお申し込みいただけます。
ドリンクサービスやインターネットサービスなどが、楽天プレミアムカード会員ご本人様は無料でご利用いただけます。
会員制の落ち着いたラウンジにて、搭乗までの時間をストレス無く、有意義にお過ごしください。
また、楽天プレミアムカードでは、キャンペーン期間中に新規に入会し、カードを利用すると、最大15,000ポイントがプレゼントされます。このポイントプレゼントにより、10,800円(税込)の年会費が実質無料になります。最新の情報は、以下のページをご確認ください。
「楽天プレミアムカード」のポイントプレゼントキャンペーンのページ
・「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」・・・家族カード会員ももらえる!
上の表に示したようなプライオリティ・パスが付帯したクレジットカードを2枚保有していたとします。この場合、カード会員と同伴者の2人が空港ラウンジを利用しようと、カード(プライオリティ・パス)を2枚提示しても、同伴者はラウンジを利用することができません。なお、同伴者には別途、料金がかかります(「楽天プレミアムカード」の場合、同伴者1人1回の利用につき3,000円(税別))。
そこで、家族もプライオリティ・パスを利用できるようにするには、家族カード(ファミリーカード)でもプライオリティ・パスが取得可能なカードの発行を検討するのがよいでしょう。家族カードでもプライオリティ・パスを取得したいという方には、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」がおすすめです。
このほか、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」には、ポイントの優遇、入会キャンペーンなど、さまざまなうれしい特典もあります。最新の情報は、公式サイトをご確認ください。
海外空港ラウンジサービス~プライオリティ・パス~
国内はもとより、世界900以上の空港ラウンジがご利用いただけます。
引用:「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」の公式サイト
今回は、「プライオリティ・パス」についてご説明してきました。
プライオリティ・パスは本来、高い年会費を支払って利用するものです。しかし、そのような高額な年会費を支払わなくても、プライオリティ・パスが手に入るお得なクレジットカードがあります。例えば、年会費1万円(税別)でプライオリティ・パスが取得できる「楽天プレミアムカード」です。
空港って、ガヤガヤしててなんだか落ち着かないですよね。「プライオリティ・パス」を利用して、優雅で快適な空港での過ごし方を試してみてはいかがでしょうか。
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海外の広大な地では、移動にレンタカーを利用したいという場面もあることと思います。そのような場合、現地でレンタカーを借りるというのが最も一般的だと思います。
いつも海外レンタカーにレンタル比較サイトを何時間も調べて無駄な時間を費やすわけでして、そんな私の出した結論をとして、日本のサイトから簡単に予約をすることができる海外レンタカー予約サービスをご紹介するとともに、海外のレンタカーの費用などについてご説明したいと思います!
海外でレンタカーを借りようと考えている方が、出発前に日本に居ながら予約できるサービスがあります。代表的なサービスの一つとして、「H.I.S.海外レンタカー予約」があります。
ここでは、この「H.I.S.海外レンタカー予約」をご紹介します(決して、HISの回し者ではないですよ。)
「H.I.S.海外レンタカー予約」は、日本でもおなじみの旅行会社H.I.S.が提供する、海外のレンタカー会社を一括検索し、レンタカーの予約ができるサービスです。全世界400都市、約1,000の営業所に対応しています。滞在先のホテル、目的地付近の営業所が簡単に探せます。
事前にサービス内容を確認することができ、日本円で支払いが完了します。現地カウンターでの煩わしい手続きも簡略化されますので、非常に便利です。
また、出発日当日も、現地到着後も最大4時間前まで予約が可能です。さらに、利用しなければ、キャンセル手数料もかかりません。
サービスの詳しい内容は、H.I.S.海外レンタカー予約の公式サイトをご覧ください。
海外レンタカーの費用の大まかな内訳は、レンタル料、保険、税金の3つです。これらの3つについて、以下にご説明します。
レンタカーのレンタル料です。基本的に、日数に応じて車を借りるため、距離は無制限になります。1日30ドル程度が目安です。
保険は、次に示すように、いくつかの種類があります。スタンダードプランですと1のみです。2~6はオプションで、これらをフルパッケージにしたサービスが多く存在します。オプションを追加するかどうかで費用が変わってきます。このため、レンタカーの費用では、保険にかかる費用が最も大きく違ってきます。
1.自車両損害補償保険(CDW: Collision Damage Waiver)
いわゆる自賠責です。ミニマムのプランでも付いてきます。
2.追加自動車損害賠償保険(対人・対物)(SLI: Supplimentary Liability Insurance)
任意保険です。EP(Extended Protection)ともいいます。
3.パーソナル事故保険(Personal Accident Insurance)
自損事故のときに、同乗者の補償をする保険です。
4.第三者傷害保険(3rd Party Liability)
事故の当事者でない第三者を補償する保険です。
5.対無保険者傷害保険(UMP: Uninsured Motorist Protection)
事故を起こした相手の車が保険に加入していないときに、その分の費用も保険会社が負担してくれるという保険です。
6.盗難保険(Theft Protection)
車上荒らしにあったときに備えての保険です。
上の2~5の任意保険は、1日30ドル程度かかります。これらの保険に加入せずに事故を起こしてしまった場合、数万ドルの実費がかかることがありますので、忘れずに入っておきたいところです。
以下の2つがあります。
・地方税(Local Taxes)
地域(例えば、州)ごとに定められている税金(Tax)です。地域によっては、ツーリスト税を課しているところもあります。
・空港サーチャージ(Airport Surcharge)
税金と同様の性格があるため、ここでは「税金」のカテゴリーに含めています。「空港使用料」、「空港利用料」などともいわれます。空港内で車を借りるか返すと取られます。空港サーチャージは意外と高額ですので、市街地の営業所で車を借り(そして返し)、空港へはタクシーなどで行った方が安いことがあります。
日本から海外レンタカーを予約できる代表的なサービスは、H.I.S.海外レンタカー予約と、楽天トラベルの海外レンタカー予約です。これらの2つのサービスでは、先にご説明しました保険をフルパッケージとして提供しています。保険がフルパッケージにされたプランの場合、現地で借りるよりもリーズナブルです。
海外の業者に直接予約をすると、スタンダードパッケージは安いのですが、オプションは基本的に現地で精算となります。このため、日本で、フルパッケージで予約した方が安くなります。
H.I.S.海外レンタカー予約では、欧米のHertz、DOLLAR、Alamo、AVIS、Budget、Nationalといったメジャーなレンタカー会社を一括で検索することができます。任意保険は、フルパッケージからスタンダードまで選べます。
また、H.I.S.海外レンタカー予約には、「おまかせ!ナビクーポン」というプランがあります。これは、日本語音声カーナビが付き、任意保険と税金とガソリン満タン1回分が料金に含まれた便利でお得なプランです。必要なものはすべて料金に含まれていますので、現地でのやり取りが簡単です。特に、海外レンタカーに慣れていない方にはおすすめです。詳しくは、H.I.S.海外レンタカー予約の公式サイトをご覧ください。
このようなプランを利用するとさらにお得です。レンタカーを利用するエリアにおいて選択できる場合は、H.I.S.海外レンタカー予約を利用するのが、他のサービスよりも安いことが多いと思います。
楽天トラベルの海外レンタカー予約もご紹介しておきます。このサービスには、欧米のメジャーなレンタカー会社(Hertz, DOLLAR, Alamo, AVIS, Budget, SIXT, Europcar)だけでなく、バンコク、ソウルのレンタカー会社まで、ラインナップがあります。任意保険は、基本的にフルパッケージです。詳しくは、楽天トラベルの海外レンタカー予約の公式サイトをご覧ください。
海外のレンタカー会社は、予約サイトが日本語であっても、現地払いがほとんどです。車種選択の金額はレンタル料金と自賠責のみであるため、オプション追加(任意保険、税金など)でさらに上乗せされたものが合計額になります。
また、現地において英語で追加オプションを勧められることが多くあります。英語の対応に慣れていない方は、日本でフルパッケージを支払えるサービスを利用されるとよいでしょう。
一般的にいいますと、空港でレンタカーを借りると空港サーチャージや追加料金を取られるため、空港の外で借りる方が安いとされています。
例えば、アメリカでは、空港の外であっても、市街地の至る所でレンタカーを借りることができますので、不便さはさほど感じないと思います。
なお、荷物を持って移動するのが面倒という方は、空港で借りる方がよいでしょう。また、海外でレンタカーを初めて借りるという方にとっては、空港で借りる方が、利用方法などの点で分かりやすいと考えられます。
海外旅行や出張では、レンタカーを借りて目的地に行くのが便利な場合があります。ですが、日本とは違って、現地で借りることに抵抗がある方もおられると思います。
しかし、そのような心配は、無用といっていいでしょう。日本でおなじみの企業には、海外レンタカーの予約サービスがあり、日本語のホームページから簡単に予約ができてしまいます。また、現地で借りるよりもお得なことが多くあります。
今回ご紹介しました日本のサービスを利用して、快適な海外滞在を楽しみましょう。
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