国際メガハブ空港ランキングでロンドン・ヒースロー空港に次いで2位に位置づけられたのは、シカゴ・オヘア空港です。世界経済の中心である米国を代表するハブ空港で、多くの航空会社が乗り入れています。
日本と米国の関係は様々な点で非常に強い結びつきを持っている為、行き来している人も多くいますが、直行便がない場合には、このシカゴ・オヘア空港で乗り継ぎをする機会も多いでしょう。 今回は、シカゴ・オヘア空港の概要やターミナル、また乗り継ぎで時間がかかる際に利用する事が多いラウンジに関しても紹介していきます。ぜひ役立てて頂ければ幸いです。
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目次
シカゴ・オヘア空港の概要
シカゴ・オヘア空港はアメリカイリノイ州にあります。イリノイ州といわれてもあまりぱっとイメージ出来る人は多くないかもしれません。アメリカ本土のちょうど真ん中から、少し東側に位置し、全米で5番目の人工を誇ります。
シカゴの郊外で、7本物滑走路を持つ世界最大の空港で2005年までは離着陸回数が世界一でした。成田空港の滑走路が2本なので、その本数の多さは目を見張るものがあります。 第二次世界大戦中である1942年に建設され、世界大戦のエースであるエドワード・ブッチ・オヘアから名をつけられた空港です。
4つの旅客ターミナルを持ち、用途によってそれぞれ使用するターミナルが異なっています。
各ターミナルの地図
オヘア空港にはターミナル1,2,3,5の4つのターミナルがありますので、それぞれの紹介をしていきます。ターミナル間は全て無人鉄道で移動することが可能ですが、ターミナル1,2,3は歩いて移動する事も可能です。
引用:ORD
ターミナル1
1987年に建設された国際専用の発着ターミナルで、主にユナイテッド航空が使用しています。ユナイテッド航空ターミナルと呼ばれ、ルフトハンザ航空や全日空を使用する際にも、ターミナル1を使用する場合があります。
ターミナル2
1962年に空港を大規模に拡張する際に建設されたのがターミナル2です。シカゴ市街と接続している地下鉄のオヘア空港駅がある為、ダウンタウンに出る場合には経由する可能性があります。ターミナル2も特にアライアンスの区別なく多数の航空会社が使用しています。
ターミナル3
1962年の増築の際にメインで増築されたのがこのターミナル3で、その後1983年には拡張工事が行われています。日本航空の国際線出発はこのターミナル3なので、日本人の方も使用する可能性は高いでしょう。
ターミナル5
唯一他のターミナルに徒歩での移動が出来ませんので、必ず他のターミナルへは無人鉄道を使う必要があります。また、ほぼ全ての国際線はこのターミナル5に到着しますので、海外から訪れる場合には経由する可能性が高いです。もちろん、全日空や日本航空を使用する場合も同様です。
ラウンジ情報
オヘア空港には複数のターミナルがあり、それぞれ複数のラウンジがあります。まずは日系の航空会社が乗り入れしているターミナル1とターミナル3のラウンジについていくつか見ていきましょう。
ユナイテッドクラブ
ANAが乗り入れているターミナル1にはユナイテッド航空のラウンジであるユナイテッドラウンジが複数ある事が特徴です。バーカウンターや滑走路を眺められるソファーでゆっくり出来ますし、電源付きのデスクもありますので、仕事をする事も可能です。
食事は多くの空港のユナイテッドクラブと同様で比較的シンプルですが、必要なものは一通り揃っていますし安心感があります。唯一、シャワーがない点が少し残念ですね。
ポラリスラウンジ
引用:マイルでPON!
ターミナル1にはポラリスラウンジもあります。世界中にありますが、このオヘア空港が世界で1番最初に出来たポラリスラウンジです。ファーストクラス及びビジネスクラス向けのラウンジの為、高級感のある環境でゆったりとした時間を過ごせます。
予約席の利用で通常とは異なるメニューを楽しめます。ビュッフェメニューも豊富ですが、それ以外にもバーカウンターやアラカルトメニューも豊富です。時間帯によっては混む事もあるので、ゆっくりしたい場合には早めに席を確保する必要があります。
アドミラルズクラブ
引用:4travel
JAL便の乗り入れがあるターミナル3にはアドミラルズクラブのラウンジがあります。とても広いラウンジですが、ここも食べ物や飲み物に関しては他の空港のアドミラルズクラブと変化はなく安定しています。より高いクラスのラウンジもありますので、使用出来る場合にはそちらの方が料理が豊富です。
プライオリティパスで利用できるのは?
最近では多くのゴールドカードに付帯されるようになっているプライオリティパス。せっかくついているならば、旅行や出張先の空港でラウンジを利用する際には活用したいですよね。シカゴ・オヘア空港にもプライオリティパスで入れるラウンジがありますので、確認します。
オヘア空港ではターミナル5にある2つのラウンジを使用できます。エアーフランスのKLMラウンジとSWISSPORT LOUNGEの2つです。KLMラウンジをもう少し細かく見ていきましょう。
ターミナル5には複数のラウンジがありますので、1つ1つのラウンジはそれほど大きくあります。KLMラウンジも前半で紹介したラウンジに比べると少し狭いです。それでも長時間ラウンジを使わずに待つよりはずっと良いですね。
それほど広くはありませんが、ソファーなどの席は出来る限り多く取り入れるように意識されています。出来る限り早く移動してソファーを確保し、体を休めたい所ですね。
非常に特徴的なのは、画像のようなバーガー類が非常に豊富な点です。これは、他のラウンジにはあまりなく、ファーストフードが好きな方には嬉しいですね。少し残念なのは、すべて冷蔵庫に入っていますので、冷たい点です。やはりハンバーガーは温かい方が美味しいですよね。
他のビュッフェやドリンク類に関しても、必要最低限は揃っていますので有効活用しましょう。
空港での過ごし方
乗り継ぎの時間がある場合には、ラウンジもいいですがせっかくなら観光など出来ると良いですよね。実際に乗り継ぎをしている方が、どのように過ごしているのか確認してみましょう。
3時間の乗り継ぎ時間でした。本当は市外に出たかったのですが出国や荷物の預け入れ、ターミナル間の移動などに時間がかかりそうだったので、今回は断念しました。
引用:4travel
3時間くらいだと、乗り継ぎの時間としては十分に見えますが、ターミナル5に到着してターミナル2に移動する必要があるので時間が足りないようです。もう少し余裕を持った方がよさそうですね。
ダウンタウンに出て、シカゴで有名なシアーズタワーに行きました!映画で見たあの場所を旅行の途中で見る事が出来てよかったです。5時間くらいあると、少し余裕が出来ますね。
引用:4travel
ターミナル2からは地下鉄でダウンタウンに出る事が出来るので、移動含めて時間があるようならば外に出てみるのも良いかもしれませんね。シアーズタワーは非常に背の高いビルなので、近くから見ると圧巻です。
せっかくなので、色々なラウンジをめぐるラウンジ巡りをしました。ただ、同じラウンジが複数の場所にあるので、思ったより色々と楽しむ事は出来なかったです。
引用:4travel
ラウンジ巡りも、航空会社別など特色がありますので楽しそうですよね。ただ、オヘア空港は色々な種類のラウンジがあるわけではないので、他の空港の方が楽しめそうです。
まとめ
メガハブ空港ランキングの上位に位置するシカゴ・オヘア空港に関して、ラウンジや乗り継ぎ時間の活用法を確認しました。オヘア空港はターミナル5に到着して、外に出る為にはターミナル2まで移動して地下鉄に乗る必要がある為、少し移動に時間がかかります。
大型のハブ空港ですので、北米に行く場合には経由地として利用する事も多いですが、事前に使用できるラウンジの情報を確認し、必要に応じて予約など出来ると良いですね。